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A5056 丸棒

A5056 丸棒
商品名:
A5056 丸棒
規格・比重
JIS H4040(外径φ15~φ60mmはJIS非該当) 比重2.72

特徴:

★弊社在庫ラインナップ

外径φ10~φ300mm 株式会社UACJ、日本軽金属株式会社 製品

幅広く在庫し、定尺品より各種切り売りが可能です。

 

概要

A5052と比較し添加物質のMg(マグネシウム)を多く含有させ、強度を高めている。

A5000系非熱処理型合金

耐食性、切削加工性、陽極酸化処理性のバランスが良いことから、丸棒で最も多分野にわたり使用されている材質である。

良好:耐食性、切削加工性、陽極酸化処理性(アルマイト)

 

詳細

A5056は、A5000系アルミ合金の一種で、主成分としてアルミニウムにマグネシウムが添加されており、アルミ合金の中で中程度の強度を有する5000系非熱処理型合金です。

A5056B、A5056丸棒とも呼ばれ、A5052と比較し、添加物質のMg(マグネシウム)を多く含有させ、強度を高めています。

 

多種多様なアルミ合金の中で、ほどほどの強度を持ちながらも疲労強度が優れる利点から、丸棒の中では一般材として広い分野に使用されている最もポピュラーなアルミの素材となります。

 

特徴は、耐食性・切削加工性・陽極酸化処理性(アルマイト処理性)が良く挙げられ、バランスが良いことからも多分野にわたり使用されているA5000系合金丸棒です。

アルマイト処理性も良好であり、マグネシウムが添加されているため熱伝導率が良く、中程度の強度もあり、切削性に優れます。

 

主な用途は、精密加工部品、光学機械部品(カメラ関連等)、通信機器部品など。

 

特性

・化学組成

主成分:アルミニウム(Al)

添加元素:マグネシウム(MG)

微量元素:マンガン (Mn)、クロム (Cr)、シリコン (Si)、鉄 (Fe) など

・耐食性

海水や塩水にも高い耐食性を示す。

良好なアルマイト処理性を持ち、表面硬度と耐食性をさらに向上させることができる。

・加工性

アルマイト処理も良好でありマグネシウムが添加されているため熱伝導率がよく、中程度の強度もあり切削性に優れます。

 

★耐食性とは

耐食性とは、金属が周囲の環境と化学反応を起こし、腐食しにくい性質のことを指します。腐食とは金属が酸化、還元を起こす化学反応によって、表面が溶けてしまうことや腐食生成物が発生する現象です。

腐食の種類

・均一腐食: 金属表面全体が均一に腐食する。

・局部腐食: 金属表面の一部だけが腐食する。

・選択腐食: 合金中の特定の成分だけが腐食する。

・応力腐食割れ: 金属に引張応力がかかっている状態で腐食が起こり、割れが発生する。

 

耐食性の高い金属

・金 (Au): 化学的に安定でイオン化しにくいため、腐食されにくい。

・白金 (Pt): 金と同様に、化学的に安定で腐食されにくい。

・チタン (Ti): 表面に不動態皮膜を形成するため、腐食されにくい。

・ステンレス鋼: クロムを含む合金で、表面に不動態皮膜を形成するため、腐食されにくい。

・アルミニウム: 表面に酸化皮膜を形成するため、腐食されにくい。

 

★A5056と他のアルミ合金の比較

・A5000系アルミ合金:

A5052: 板材では最も汎用性の高い合金

A5056: A5052と同様に耐食性と加工性に優れているが、板材では製作されていない。

A5083: A5052より強度と耐熱性が高いが、流通性に欠けるためコストが高い。

A5056には板材の規格が無いため、丸棒から板状へ切出し、6面フライスを掛ける場合もございます。

弊社でも丸棒から板への切出し、6面フライスまで一貫対応しております。

 

注意点

・耐熱性:

A5056は、A5052同様に高温環境では耐食性が低下します。高温環境での使用には、他の耐熱性に優れた材料が適しています。

・溶接:

溶接時に割れやすいため、溶接には注意が必要。

 

★アルミ合金に耐食性を向上させる方法

・表面処理: 

メッキ、塗装、アルマイト処理など、表面に保護膜を形成することで、耐食性を向上させる。

・合金化:

 腐食に強い元素を添加することで、耐食性を向上させる。

・環境制御:

 腐食を引き起こすような環境を避けることで、耐食性を向上させる。

耐食性の重要性

・金属製品の寿命を延ばす: 

腐食によって金属製品が劣化すると機能が低下により破損したりする可能性があります。耐食性を向上させることで、金属製品の寿命を延ばすことができます。

・安全性と信頼性を向上させる:

 腐食によって構造物が破損すると、重大な事故につながる可能性があります。耐食性を向上させることで、安全性と信頼性を向上させることができます。

・コストを削減: 

腐食による修理や交換のコストを削減することができます。

まとめ

耐食性は金属製品の寿命、安全性、信頼性、コストに大きく影響する重要な性質です。様々な方法で耐食性を向上させることができ、状況によっては製品の性能向上とトータルコストの削減に貢献することができます。

 

★弊社1~1.5次加工対応種類

ノコ切断、バンドソー、異形切断、精密切断(Mカット+)、フライス(2F、4F、6F)、研磨、円板加工、リング加工

萬世の1.5次加工 ご興味ありませんか? コラム >

2次加工対応種類:マシニング加工、他にもウォータージェット加工やレーザー加工対応可能です。

最小1個より対応いたします。お気軽にお問い合わせください。

【加工実績一覧】 コラム >

 

より詳細なコラムページを作成いたしました。

■「A5052とA5056の違いとは?」 コラム >

用途:

精密加工部品、光学機械部品(カメラ関連等)、通信機器部品等

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