取扱い製品 - 板

A6061 板

A6061 板
商品名:
A6061 板
規格・比重
JIS H4000(板厚110~180mmはJIS非該当) 比重2.72

特徴:

★弊社在庫ラインナップ

株式会社UACJ 製品(板厚110mm~越えはメーカーご確認ください)

板厚4~100mm

極板厚110~180mm (板厚110~180mmはJIS非該当)

 

他、アルミ合金との比較も記載しておりますので、下部までご覧ください。

 

概要

A6061は、アルミニウム合金の一種で、アルミニウム・マグネシウム・シリコンを主成分とする合金です。この合金は、特にその優れた機械的性質と加工性により、広範な産業分野で使用されています。

良好:耐食性と強度のバランスが良い。切削加工性

近年では半導体製造装置向けに需要が高まってきている。

 

詳細

元素としてはMg(マグネシウム)ーSi(シリコン)を含むA6000系熱処理合金。

さらには、Cu(銅)を少量添加することにより強度も高く鍛造性にも優れる。

 

調質T6処理*1を施すことにより耐力値を向上させ、あくまで目安値となるがSS400に匹敵する耐力値を誇る。

*1 『T6 = 溶体化処理後、人工時効硬化処理を施したもの』

溶体化処理

 高温にして元素を均一に溶け込ませ、急速冷却し加熱時と同様の状態を保つ。

人工時効硬化処理

 特定の温度と時間を加え十分な強度を得る処理を施すこと。

 

特性

・化学組成:

主成分アルミニウム (Al)

添加元素マグネシウム (Mg)、シリコン (Si)

微量元素: 銅 (Cu)、マンガン (Mn)、クロム (Cr)、鉄 (Fe)、亜鉛 (Zn)、チタン (Ti)

 

特に、マグネシウムとシリコンの添加によって、A6061の強度と硬度が向上。

また、銅とクロムの適切な量の組み合わせにより、強度と耐食性のバランスが取れていると云われております。

 

弊社での対応のご紹介

弊社1~1.5次加工対応種類:

ノコ切断、バンドソー、異形切断、精密切断(Mカット+)、フライス(2F、4F、6F)、研磨、円板加工、リング加工

萬世の1.5次加工 ご興味ありませんか? コラム >

2次加工対応種類:

マシニング加工、他にもウォータージェット加工やレーザー加工対応可能です。

最小1個より対応いたします。お気軽にお問い合わせください

【加工実績一覧】 コラム >

 

より詳細なコラムページを作成しました。

A6061の特徴・加工について コラム >

用途:

 

主な用途

半導体製造装置、機械部品、各種構造用部材、航空機用部品、自動車用部品、船舶等

 

A6061アルミ合金は、その優れた特性を活かして、様々な分野で広く使用されています。

 

A6061アルミ合金が選ばれる理由

 

耐食性に優れている:海水環境や屋外での使用にも適しています。

 

T6処理によって高強度にできる:構造用材や機械部品などに使用できます。

 

加工性に優れている:切削性、鍛造性、溶接性に優れています。

 

軽量:航空機や自動車などの軽量化に貢献できます。

 

汎用性が高い:様々な用途で使用できます。

 

A6061アルミ合金の注意点

溶接性が劣るT6処理後のA6061は、溶接性が劣ります。溶接が必要な場合は、A5052などの他のアルミ合金を検討する必要があります。

 

表面が傷つきやすい:他のアルミ合金と比べて、表面が傷つきやすい傾向があります。

 

高価:他のアルミ合金と比べて、高価な場合があります。

 

A6061アルミ合金は、その優れた特性と汎用性の高さから、今後も様々な分野で広く使用されていくことが期待されています。

 

A6061 板
A6061 板

A6061の特徴

 

・高い強度と硬度

A6061は、適切な熱処理(特にT6熱処理)を施すことで、高い強度と硬度を得ることができます。

これにより、構造材としての信頼性が高くなります。

 

・優れた耐食性

アルミニウム自体が耐食性に優れていますが、A6061はさらにマグネシウムとシリコンを含むことで、特に海洋環境や屋外での使用に適した耐食性を示します。

 

・切削性

A6061は切削、研削、穴あけなどの機械加工が容易で、精密な部品製造に向いています。

この特性により、製造コストを抑えることができます。

 

・熱処理性

A6061は熱処理による強度向上が可能です。特にT6(溶体化処理および人工時効)処理を施すと、強度と硬度が最大限に引き出されます。

 

・成形性

A6061は、冷間成形および熱間成形の両方に適しており、様々な形状に成形することができます。幅広い用途に対応することができます。

 

・耐熱性

A6061は中程度の耐熱性を持ち、高温環境下でも比較的安定した特性を維持します。

ただし、極端に高温の環境では他の耐熱性の高い合金が必要になる場合があります。

 

・電気および熱伝導性

A6061は、アルミニウムの特性を引き継ぎ、良好な電気伝導性と熱伝導性を持ちます。

このため、電子機器や冷却システムの部品としても使用されます。

 

A6061と他のアルミ合金の比較

 

A6061は、6000番台と呼ばれるアルミ合金の中でも特に広く使用されている合金です。

 

しかし、6000番台以外にも様々な種類のアルミ合金があり、それぞれ異なる特性を持っています。

 

ここでは、A6061と他の代表的なアルミ合金を比較します。

 

合金

引張り強さ(MPa) 降伏強さ (MPa) 耐食性 加工性 溶接性 代表的な用途

A6061

300~370 270~330 半導体製造装置、機械部品、電気機器、スポーツ用品
A5052 260~300 230~270 建材、板金加工品、各種治工具、工作機械部品、精密機械部品
A7075 500~570 460~530

航空機部品、スポーツ用品、金型部材
A2024 450~500 400~450 航空機部品、機械部品
A3003 300~350 240~290 食品容器、缶

 

凡例

  • ○:優れている
  • △:劣っている
  • ×:不向き

 

A6061と他のアルミ合金の比較ポイント

 

引張強さ・降伏強さ:

A7075が最も高く、A3003が最も低い。A6061は、A5052やA2024よりも高強度
 

 

耐食性:

A6061、A5052、A3003は耐食性に優れている。A7075やA2024は、比較的耐食性が低い。
 

 

加工性:

A5052、A3003は加工性に優れている。A6061、A7075、A2024は、加工性が劣る。
 

 

溶接性:

A5052、A3003は溶接性に優れている。A6061、A7075、A2024は、溶接性が劣る。
 

 

用途

 

A6061:耐食性と強度を必要とする幅広い用途に最適。
 

 

A5052:加工性と溶接性に優れているため、強度が必要ではなければ全体的な用途に使用されている。
 

 

A7075:高強度が必要な航空機部品やスポーツ用品などに使用されている。
 

 

A2024:A7075よりも加工性に優れているため、航空機部品や機械部品に使用され適されている。
 

 

A3003:耐食性と加工性に優れているため、食品容器や缶などに使用。
 

 

上記以外にも、様々な種類のアルミ合金がありますので、それぞれの合金の特性を理解した上で、用途に合ったアルミ合金を選択することが重要です。

 

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