2025.11.06
なにが違うの?どちらがおすすめ?
アルミ合金の定番材であるA5052とA6061と名称は知っているど、違いや特徴とはなんだろうと思いますよね。
特に厚板が必要な場合、材質の特性だけでなく、在庫の安定性、供給価格、そして加工の手間が最終的なコストと納期を左右します。
本コラムでは、このアルミ合金の二大巨頭、A5052とA6061の違いとは?を徹底比較します。
それぞれの優位性と用途を見える化して、かつ弊社萬世興業の豊富な在庫と対応可能な加工サービスに魅力を感じてもらえたら幸いです。
まずは、A5052(非熱処理合金)とA6061(熱処理合金)の主な特性を比較します。
| 特性項目 | A5052(Mg系) | A6061(Mg-Si系) | 選定ポイント |
|---|---|---|---|
| 強度 | 中程度(汎用性が高い) | 高い(T6処理でさらに) | ある程度の強度が優先ならA6061 |
| 耐食性 | 極めて優れる(海水・屋外に強い) | 良好(バランスが良い) | 耐食性・屋外環境ならA5052 |
| 溶接性 | 良好(溶接割れしにくい) | 劣る(T6処理後は溶接性が低下) | 溶接を多用するならA5052 |
| 切削加工性 | 良好 | 良好(マシニング加工に有利) | 精密なマシニングならA6061 |
| 熱処理 | 不可(非熱処理型) | 可能(T6処理で強度UP) | 高強度が必要な構造材ならA6061 |
| 価格/流通性 | 供給安定性が高く、比較的安価 | 汎用性が高いが、A5052より高価な傾向 | コスト重視ならA5052 |
2.おすすめなのは:A5052とA6061の正しい使い分け
A5052は、強度と耐食性、加工性のバランスが非常に優れており、市場への供給量が豊富で安価なため、アルミ合金の中で最もポピュラーな存在です。
【A5052が最適】
→ 汎用性の高さ、コスト、環境耐性が求められる設計であれば、A5052が最適です。
A6061は、熱処理(T6処理)により高強度が得られるため、主に構造材として使用されます。特に切削加工性も良好なため、精度の高い部品製造に適しています。
【A6061が最適】
→ 高強度、構造的な信頼性、精密なマシニング加工が求められる設計であれば、A6061が最適です。
A5052とA6061の選定において、萬世興業にご相談いただく最大のメリットは、
「在庫力」と「ワンストップ加工」による圧倒的な納期・コストメリットです。
特に厚板は、一般的に納期遅延のリスクが高まります。萬世興業では、A5052とA6061の幅広い板厚を豊富に在庫しています。
萬世興業は、単なる材料切断業者ではありません。お客様の材料調達における手間(工数)を削減するため、高精度な1次・1.5次加工を承ります。
A5052とA6061、切断だけでも、加工までもお任せくださいませ。
貴社の用途、納期、予算を考慮し、最短での納品までサポート。
最適な材質を選定するだけで、あとは萬世興業が一貫して責任を持って対応します。
4. お問い合わせ:最適な厚板アルミの選定と加工のご相談はお気軽に!
A5052とA6061の特徴や違いとは?について特集しましたが、いかがでしたでしょうか。
改めてにはなりますが・・・弊社ではA5052とA6061どちらも豊富に在庫しております!
以下のリンクから、ぜひお気軽にご相談ください。
[A5052の製品詳細・在庫・カタログを"サクッと"確認する]
[A6061の製品詳細・在庫・カタログを"サクッと"確認する]
ざっくりとした相談がしたい」「すぐに厚板の在庫と納期を確認したい」
\その一歩を全力でサポートします!/ お気軽にお問い合わせください!