2025.09.01
アルミ合金の基礎知識です!
本日はアルミ合金の基礎知識として、そもそものアルミ合金の表し方・表記を簡単にご説明いたします。
私は材料業界に入るまで、仮に「A5052」と言われても、それがアルミを表しているなど全く分かりませんでした。
今回の記事が初めてアルミ材料を扱う方や金属材料に初めて興味を持たれた方などの参考になれば幸いです。
アルミニウムおよびアルミニウム合金展伸材のJIS材質記号の表し方
展伸材とは・・・
圧延、押出し、引抜き、鍛造などの熱間および冷間の塑性加工によって造られた板、条、管、棒、線などの製品の総称。
1位 2位 3位 4位 5位
A 〇 〇 〇 〇
・第1位:アルミニウムおよびアルミニウム合金を表す「A」とする。
・第2位:純アルミニウムについては数字「1」、アルミニウム合金については主要添加元素により数字「2」~「9」までつぎの区分により用いる。
1:アルミニウム純度99.00%またはそれ以上の純アルミニウム
2:アルミニウム+銅系合金
3:アルミニウム+マンガン系合金
4:アルミニウム+ケイ素系合金
5:アルミニウム+マグネシウム系合金
6:アルミニウム+マグネシウム+ケイ素系合金
7:アルミニウム+亜鉛系合金
8:上記以外の系統の合金
9:予備
・第3位:数字0~9を用い、0は基本合金を表し、1から9までは合金の改良系によって用いる。
日本独自の合金あるいはAA以外の規格による合金についてはNとする。
例:A1080、A7N01
・第4位および第5位:純アルミニウムはアルミニウムの純度小数点以下2桁、合金については旧アルコアの呼び方を原則としてつけ、日本独自の合金については
合金系別、制定順に01から99まで番号をつける。
※注記)上記は㈱UACJ殿発行のアルミハンドブックより引用
今回はアルミ合金の表記の仕方についてご説明いたしました。
以前のコラムではアルミ合金のより詳細な特徴や選び方についてご紹介しています。
よろしければご参照ください。
コラム記事「あなたはどの合金をえらぶ?アルミ合金と切削加工の材質を比較!」
コラム記事「これからのモノづくりを支える?アルミ合金材質徹底比較&最適な選び方」
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